中伊豆の落合楼村上に行ってきました。
志賀直哉、梶井基次郎、北原白秋などが逗留した、天城湯ヶ島の落合楼村上に行ってきました。
宿泊したのは”紅梅”のお部屋。窓から紅梅の木が見えますが、11月なのでもちろん咲いていません。
寝室は大正風のステンドグラスが入った洋室でした。川端康成の”眠れる美女”のお部屋を思い出しました。
落合楼は建物そのものが文化財だそうです。景色が波打って見える歪みのある昔の硝子、寄木の障子や欄間、すべてが美しくて溜息。
螺旋を描く蜘蛛の巣と蜘蛛。昭和初期のデザインだそうです。
駿河湾から富士山を望む風景と干網。写真右側の干網は一攫千金の験担ぎだそう。年末ジャンボでも買ってみようかな。
そして、素晴らしかった貸切温泉。夫と二人だけで入るには贅沢すぎる広さでした。ゆっくりお湯に浸かれて、滞在中で一番の癒しの時間でした。
朝に入った大浴場の岩風呂も、広くて気持ち良かったです。
帰ってきたばかりなのに、もうすでにまた行きたくなってます。可能ならば数日滞在したいくらい。これぞトラディショナルジャパニーズリゾート伊豆!でした。