えむ♪のゆきあたりばったり。

30代外資系OLです。4月からワーキングマザー(予定)

優しくって少しばか

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※写真は本文とは関係ありません(たぶん)

 

 朝から頭が重くて、背中がだるいなぁと思っていたら、どうやら風邪をひいたみたいです。急に寒くなったり、あたたかくなったりする季節ですね。

 

 風邪を引くと思い出す本があります。原田宗典の「優しくって少しばか」の表題作です。初めて読んだのは大学生のとき。そのときも、後になってから読み返しても、特に好きだなぁと思うところはないのに、ふと思い出してしまいます。心のどこかにひっかかるものがあるんだと思います。

 

 

 二つ目の大学生になってからのエピソードは、冬の話です。

 そのままじゃれあうようにラブホに入り、ぼーっとする頭と妙にほてる体が風邪のせいなのか、効きすぎている暖房のせいなのか、よくわからないまま、もつれあってベッドに倒れこみました。

「ねえ、風邪ってうつしたら治るんだよね」

「俺、バカだから風邪引かないよ」

「一緒の菌で苦しもうよ♪」

「軽い風邪なら運動すれば治るでしょ」

なんておしゃべりしながら、”軽い運動をして”、抱き合って眠った夜は、「風邪引いてるのにこんなとこでお泊りしちゃってる」という罪悪感も助けたのか、妙にどきどきしました。

 

 こんなことを懐かしく思い出した今日。もう大人なので、あたたかいミルクを飲んで、しっかり睡眠をとって休みます。

  皆様、風邪にはくれぐれもご注意を。

優しくって少し ばか (集英社文庫)

優しくって少し ばか (集英社文庫)