優しくって少しばか
※写真は本文とは関係ありません(たぶん)
朝から頭が重くて、背中がだるいなぁと思っていたら、どうやら風邪をひいたみたいです。急に寒くなったり、あたたかくなったりする季節ですね。
風邪を引くと思い出す本があります。原田宗典の「優しくって少しばか」の表題作です。初めて読んだのは大学生のとき。そのときも、後になってから読み返しても、特に好きだなぁと思うところはないのに、ふと思い出してしまいます。心のどこかにひっかかるものがあるんだと思います。
「優しくって少しばか」の表題作を読むと、昔の彼氏を思い出します。 高校生の頃、風邪を引いて寝込んでいる彼氏のところにお見舞いに行き、一緒にプリン食べた他愛無い時間のこと。 大学生になってから、深夜の車の中で、風邪ぎみの私に「いいよ、風邪うつしてよ」とじゃれついてきた彼との時間。
— えむ♪ (@SixTwoFive25) 2015, 10月 28
二つ目の大学生になってからのエピソードは、冬の話です。
そのままじゃれあうようにラブホに入り、ぼーっとする頭と妙にほてる体が風邪のせいなのか、効きすぎている暖房のせいなのか、よくわからないまま、もつれあってベッドに倒れこみました。
「ねえ、風邪ってうつしたら治るんだよね」
「俺、バカだから風邪引かないよ」
「一緒の菌で苦しもうよ♪」
「軽い風邪なら運動すれば治るでしょ」
なんておしゃべりしながら、”軽い運動をして”、抱き合って眠った夜は、「風邪引いてるのにこんなとこでお泊りしちゃってる」という罪悪感も助けたのか、妙にどきどきしました。
こんなことを懐かしく思い出した今日。もう大人なので、あたたかいミルクを飲んで、しっかり睡眠をとって休みます。
皆様、風邪にはくれぐれもご注意を。