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えむ♪のゆきあたりばったり。

30代外資系OLです。4月からワーキングマザー(予定)

起業には向いていない。

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以前、ある米国企業の日本法人で働いていました。今では名前を聞かない日がないんじゃないかと思う有名企業のジャパンローンチに、私は幸運にも紛れ込んでいました。
新卒みたいなもんで特別なキャリアのなかった私は、そこで小間使いのような仕事をしていました。植木の水やりから資料作成、請求書処理、インタビュー記事の作成、お弁当買い出し、頼まれたことはもちろん、「ちょっと手が空いてる人いないかな」と声があがるたびに飛んで行ってはなんでもしていました。そのすべてはほぼ雑用でした。短い勤務年数の間で最も私が称賛を浴びたのは「痴漢を現行犯逮捕したこと」だったくらい、仕事で光り輝く時は皆無でした。


お仕事で活躍されていた先輩方の中には、今では起業して華々しい成功を収めている方も少なくありません。一方私は、起業なんて言葉は擦りもしない気楽な雇われOLです。正直なことを言えば「私もいつか…!」と思う気持ちがなかったわけじゃないんですが、自己評価は「器じゃない」まま微動だにしません。
「器じゃない」と感じたきっかけは、当時の先輩社員の何気ない一言でした。
「僕は好きなことを仕事にしたいんだ。みんな月曜日は嫌いだっていうけれど、僕は月曜日が待ち遠しいって思う仕事をしたい。君も自分が夢中になれる大好きなものをひたすら突き詰めればいいよ。お金になるかならないかなんて考えない!好きだからやるんだ」
今、その先輩は大好きな趣味を仕事にして大成功しています。
その先輩に限らず、世界的な成功を収めるような元同僚たちは何かを心から愛し、情熱を持っていました。本、音楽、映画、ビジネス、社会貢献、何かに一生懸命でした。


残念ながら、私にはそこまで夢中になれるものがありませんでした。これが、私が「器じゃない」と感じている大きな理由です。細かな理由は他にもいくつかありますが、もし夢中になれるものがあったのなら細かな理由なんてないものとして走り出していたことでしょう。そんな自分はなかなか想像できないけれど。
私はこれからも、特別に執着するような何かを持つことなく、代わりの人がいくらでもいるような仕事を続け、月曜日の朝はため息をつき、週末は趣味をほどほどに楽しんでいくのでしょう。それはそれでいいとも思ってます。普通を続けるのは結構難しい。与えられた仕事を時間通りに正確に行うことを続けられれば、それはやっぱり余人に変えられない人になれるんじゃないか、そう思っています。